ドクター

2024.05.19

開業医・クリニックの廃業率はどのくらい?廃業する3つの理由と今からできる対処法

こんにちは。
九州を中心に病院・クリニックのブランド構築・ホームページ制作を行う株式会社ディーエーエムです。

私たちも普段から数多くの先生方のご支援をしておりますが、毎年多くのクリニックが新規開業しています。

しかし、一方でクリニックの運営が立ちゆかなくなって、廃業となってしまうクリニックも一定数あります。

私たちはこれまで病院・クリニックだけに特化をして事業を行い、数多くの先生方とお話をする機会があったため、経験則から廃業するクリニックの特徴や傾向について共通点があることに気づきました。

本記事では、「クリニック廃業率と廃業する3つの理由、また廃業しないために今からできる対処法」について解説していきます。

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開業医・クリニックの廃業率はどのくらい?

開業医・クリニックの廃業率

まずはじめに今回の結論から申し上げると、現在の開業医・クリニックの廃業率は約0.47%というデータがあります。

(参照: 帝国データバンク 医療機関の休廃業・解散、倒産の 17 倍超(医療機関の休廃業・解散動向調査))
(参照: 帝国データバンク 「診療所」の倒産、前年比 1.8 倍に急増(医療機関の倒産動向調査))

つまり、1,000軒のクリニックがあると仮定すると、年間約5軒のクリニックは廃業していることになります。

ちなみに一般企業の廃業(倒産)率は約1.4%です。

一般企業と比較すると、開業医・クリニックの廃業率はかなり低いですが、年々開業医・クリニックの廃業率は高くなっています。

開業医・クリニックが廃業する主な3つの理由は?

開業医・クリニックが廃業する理由としては、主に以下3つが挙げられます。

①院長の高齢化に伴い後継者がいない
②集患がうまくいかない
③地域での認知力不足

①院長の高齢化に伴い後継者がいない

まず廃業する理由として、院長先生の高齢化に伴い後継者がいないことが挙げられます。

開業医・クリニックのドクターの年齢で最も多くを占めるのは60歳〜69歳の層です。

次に50歳〜59歳の層、70歳以上の層と続きます。

ドクターの約75%が上記3つの年齢層で構成されているため、開業医の高齢化とともに後継者が見つからず、そのままやむなく廃業するクリニックがかなり多いです。

②集患がうまくいかない

次に廃業する理由として、集患がうまくいかないことが挙げられます。

ちなみにクリニックによっても異なりますが、1日の平均外来患者数は、一般的な医院の場合、「40人」が目安になります。

外部環境の大きな変化によって、集患がうまくいかないクリニックも多いです。

また競合他社(クリニック)が増えてきたことで、突然に集患がうまくいかなくなるケースも考えられます。

この場合、廃業というより、実質的には倒産の状態に近い形になります。

③地域での認知力不足

最後に廃業する理由として、地域での認知力不足が挙げられます。

開業医がクリニックを構える地域で知られていないと、やはり集患・増患をすることは難しいです。

クリニックのブランド力やホームページでの宣伝がないと、時間が経つにつれて徐々に廃業(倒産)の道へと進んでいきます。

年々開業医・クリニックの廃業率は高まっています。

開業医・クリニックの廃業数は増加傾向

実は、、、開業医・クリニックの廃業率は年々増加傾向にあります。

実際に毎年開業医・クリニックの廃業件数は過去最多を更新しており、2022年は全国で約500軒の廃業が確認されています。

医療業界で働く私たちとしても、

「この状況をなんとかしないと!」

という想いで積極的な運営サポートをしています。

開業医・クリニックはなくならないと考えているようでしたら、改めてクリニックのブランド強化・戦略的なホームページでの宣伝について考えておく方が賢明と言えます。

開業医・クリニックが廃業しないために今からできる3つの対処法

開業医・クリニックが廃業しないための対処法

開業医・クリニックが廃業しないためにできる施策としては、主に以下3つのことがあります。

①早期に後継者候補を見つける
②ブランディングを構築する
③マーケティングを強化する

①早期に後継者候補を見つける

たとえ患者満足度が高いクリニックであっても、開業医・ドクターが年を重ねて診療できなくなれば、一つの選択肢として、廃業することを検討しだすでしょう。

もしクリニックを廃業させたくない、これからも事業を残したいとお考えなら、開業医・ドクターに子どもがいる場合は、早期に事業承継の話をしておきましょう。

また開業医・ドクターに子どもがいない場合は、M&Aなどを含めた第三者への承継を検討すべきです。

子どもが事業を承継してくれなかったり、M&Aに時間がかかることも想定されるため、万が一に備えて早めに準備を進めておくことを推奨します。

②ブランディングを構築する

前述の通り、一般的な企業と比較すると、開業医・クリニックの廃業率はかなり低いです。

しかし、一方で毎年開業医・クリニックの廃業件数は過去最多を更新しています。

また年々新しいクリニックは生まれているため、これまで以上に開業医・クリニックの競争(外部)環境は激化しています。

患者様はホームページなどのプラットフォームを通じてクリニックを知りますので、今の時代は特にブランド力が弱いクリニックからは続々と患者様が離れていってしまいます。

ますます競争環境が厳しくなる医療業界で繁栄し続けるためにも、インターネット(オンライン)とリアル(オフライン)のブランディングを構築することが大切になります。

③マーケティングを強化する

上記のブランディング構築ができたら、あわせてマーケティングを強化することも大切になります。

具体的には、

ホームページを通じて、

「どんなクリニックなのか」

「どんな医療サービスを提供しているのか」

「どんなドクター・スタッフが勤務しているのか」

を伝えたり、

SNSを通じて、潜在的な患者様に新しく来院いただいたりする必要があります。

マーケティング活動を通して、中長期的なファンを作っていかなければなりません。

【まとめ】クリニックを開業する前は、廃業するリスクを理解した上で準備を進めましょう!


今回は、「クリニック廃業率と廃業する3つの理由、また廃業しないために今からできる対処法」について解説してきました。

これから病院・クリニックの開業を検討中でしたら、またはすでに開業していて後継者や集患に困っているようでしたら、常に以下3つのことを意識しながら経営をしていくことを強く推奨いたします。

①早期に後継者候補を見つける
②ブランディングを構築する
③マーケティングを強化する

私たち株式会社ディーエーエムは、先生方とのコミュニケーションを大切にしており、病院・クリニックのブランド構築・ホームページ制作を通じたマーケティング強化のご支援をしています。

オンリーワンのブランド構築、またホームページを制作・運営し、長期間にわたって、病院・クリニックがより繁栄していくことを献身的にサポートいたします。

現在病院・クリニックの集患支援やホームページ制作を検討中でしたら、まずはお気軽にディーエーエム(DAM)にご相談ください。

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